2013年5月29日水曜日

「弁護士過疎地域」佐賀で開業して14年 「勝訴という言葉で勇気づけたい」

こういう地道な努力が花咲くといいですね。
それで、もっと弁護士が増えてくれればいつかは、過疎地域というものがなくなっていってくれると信じてます。
頑張っていただきたいです。

弁護士ドットコム 5月29日

愛犬と一緒に事務所前に立つ大和幸四郎弁護士。3年前に逮捕された男性の自宅で放置されていた飼い犬を引き取り、面倒をみている。

この春、TSUTAYAが運営する市立図書館のオープンで話題を集めた佐賀県武雄市。TVドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」のロケ地にも使われた、総人口約5万2千人の自然豊かな温泉街だ。近年はTSUTAYA図書館のほか、フェイスブックを全面活用した市の情報発信など、ユニークな取り組みによって全国的にも認知度が高まりつつある。

司法関連では、市の中心部に佐賀地裁武雄支部が置かれ、8人の弁護士が市内で開業している。しかし1990年代前半までは、地裁支部の管轄地域に弁護士が1人もいない「弁護士ゼロ地域」だった。そんな中、1999年に武雄市内に「武雄法律事務所」を開業し、以来14年になるのが大和幸四郎弁護士だ。西鉄高速バスジャック事件の付添人をはじめ、佐賀県にからんだ案件を数多く手掛けている。そんな大和弁護士に、地方で開業することの意味を聞いた。

●「ゆっくり働きたい」と佐賀で開業

大和弁護士はもともと福岡県出身。中央大学法学部在学中に父の勧めで弁護士を志すようになった。1988年に大学を卒業して、司法試験には1996年に合格。2年間の司法修習を経て、1999年に弁護士登録をした。

――佐賀県で開業することになったきっかけを教えてください。

司法修習は佐賀市でやりました。希望は出身地の福岡でしたが、当時もう1人修習生に「大和くん」がいたので、彼と間違えられたんじゃないかと思います(笑)。

その後は修習先だった佐賀市内の法律事務所に就職したんですけど、4か月後には独立して、同じ県内の武雄市に、自分の事務所を持ちました。

――出身地の福岡ではなく、佐賀県武雄市を選んだのはなぜですか。

佐賀県でも武雄市がある西側に住んでいる弁護士が、当時はいなかったんですよ。「ここに住んでいる弁護士さんが欲しい」という地元の声がありましたし、武雄は温泉もあるからいいなと思って。

福岡での就職活動もしましたけど、忙しく働かされそうだったので、もう少しゆっくりしたいなと。結果的にはもっと働かされましたけどね(笑)。

●地域の需要が作った弁護士の専門性

――現在は、借金問題や少年問題の案件に積極的に取り組んでいると思いますが、もともと担当案件の希望はありましたか。

もともとは企業内弁護士として、人と争わずに会社で法知識を提供するのが希望だったんですけど。地方には、弁護士を雇えるような大きな会社が少なかったんですね(笑)。

独立後は、基本的にサラ金問題と刑事国選を中心にやりました。あまりお金にはならない案件ですが、相談者側の需要があったんです。

――サラ金問題が多かったのは、佐賀県の地域性もあるんでしょうか。

ありますね。独立当時、サラ金被害が非常に多くてですね。経済的基盤が弱く、自殺を含めて借金問題で亡くなる人が多かったんです。

基幹産業が農業というところもありますし、佐賀県は素朴で人のよい人ばかりで、その分だまされやすいというか。

――弁護士ドットコムに登録しているプロフィール写真は、「勝訴」と書かれた紙をバッと広げているもので印象的ですね。

これは、佐賀県鳥栖市で起こった「自治会・神社訴訟」(2002年)の判決直後の写真です。弁護士ドットコムにアクセスするような人は何らかの悩みを持っていると思うので、「勝訴」という景気のいい言葉で少しでも勇気づけられるんじゃないかな、と。

――話は逸れますけど、よくニュースで弁護士が走ってきて「勝訴」って文字を見せるじゃないですか。あれは自分たちが勝ったことを見せつけているんですか。

いや、そうじゃないんです。裁判所の職員が、法廷の敷地内で「こういうことはやめてください」って追いかけるんで逃げているんです(笑)。本当はゆっくり行きたいんですけどね。

●一生懸命その事件をやれば「誰でも専門家」

2011年度現在、佐賀県は住民10,329人に対して弁護士1人という計算だ。東京都の909人に弁護士1人という数字と比較すれば、まだまだ多いとはいえないもの、武雄市を含め弁護士の数は着実に増えた。そんななか、大和弁護士は約30件の案件を抱えながら、地域密着で弁護士業務を行っている。

――新規の法律相談も多いのでしょうか。

事務所がバス停前なので、バスを待ってる間にアポなしで来られる方もいらっしゃいます。ずーっと気がかりだったことがあって、ああ、バス待ってる間に時間あるな、ここ法律事務所だから聞いてみるか、と。そこがやっぱり、田舎の特色ですね。

――本当に色々な種類の案件を担当していますが、大変ではありませんか。

田舎はいろいろやらないといけないから(笑)。司法試験に受かった人なら誰だってできると思います。一生懸命その事件をやれば、誰でも専門家なんですよ。

幸せになるのは「権利でもあると同時に他人に対する義務」でもあると説く大和弁護士。東京在住の身からすれば、アットホームな事務所の雰囲気や、地域における法律相談の気軽さはとても羨ましく感じた。

地域が弁護士に活躍の場を与え、弁護士が地域を活性化する。地方における法サービスの魅力は、こうした双方向性にあるのではないだろうか。

2013年5月22日水曜日

例外から近道へ…「司法」予備試験、過去最多

法科大学制度が失敗だったとか、予備試験は抜け道だとかという意見も聞かれますが受験生が増えて弁護士の数がふえれば、少しは弁護士過疎の問題も改善さえると思いますので良い制度だと個人的には思っております。
後は、弁護士いなった後地方で働きやすい環境も整えて頂きたいですね。

読売新聞 5月20日

合格すれば法科大学院を経ずに司法試験の受験資格が得られる「予備試験」について、法務省は20日、今年の受験者数が過去最多の9224人(速報値)だったと発表した。
出願者は1万1255人だったが、実際の受験者は1万人台を割り込んだ。試験は19日に始まり、論文式と口述試験を経て、11月7日に合格発表される。

 予備試験が始まった2011年の受験者数は6477人、昨年は7183人と年々増加。経済的理由などで法科大学院に通えない人のための「例外ルート」として導入されたが、現役大学生が同大学院に通わずに済む「近道」として多数受験している実態がある。

 19日に東京都内の会場で受験した千葉大法経学部2年の男子学生(20)は、「法科大学院は学費が高い。法曹の仕事に早く就きたいので、在学中に予備試験を突破するつもりで勉強してきた」と話していた。

2013年5月15日水曜日

<東京地裁>反町、松嶋夫妻飼い犬が佐藤可士和さん妻かみ転居 385万円賠償命令

賃料2か月で385万円って高いですね、マンション出て行って一軒家に住んだ方が犬にも家族にもご近所さんにもいいような気がします

原因はわかりませんがさすがにドーベルマンにかまれるのは怖いですよね。
被害者とは、示談成立しているのに思わぬ所から訴えられて支払い命令。
日本も訴訟国歌になる日が近いような気がします。


毎日新聞 5月14日

 俳優の反町隆史さん、松嶋菜々子さん夫妻の飼い犬が同じマンションの住人にかみつき、負傷した住人が転居したため賃料収入を失ったとして、東京都目黒区のマンション管理会社が反町さん夫妻側に約5220万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(宮坂昌利裁判長)は14日、夫妻に385万円の支払いを命じた。

 判決によると、夫妻は渋谷区内のマンションに居住。飼っていたドーベルマンが2011年5月、3階フロアで同じマンションに住んでいたアートディレクター、佐藤可士和(かしわ)さんの妻の太ももにかみつき、11日間のけがをさせた。佐藤さん側は10年10月から3年間の定期賃貸借契約を結んでいたが、佐藤さんの妻が現場を通る度に気分が悪くなるなどしたため、11年6月に転居した。

 契約上は佐藤さん側が賃料2カ月分(350万円)を解約違約金として管理会社に支払うよう規定されていたが、転居の経緯を踏まえて管理会社は請求しなかった。判決は「350万円を収受できなくなった損害を会社側が肩代わりしたといえる」と判断。弁護士費用を含め、反町さん夫妻側に賠償を命じた。

 反町さんと佐藤さんの妻との間では、慰謝料と治療費を支払うことで11年7月に示談が成立している。

2013年5月9日木曜日

過払い利息、賠償認めず=武富士訴訟で初判決―広島地裁

各金融会社はグレーゾーンの過払いの返還は応じています。裁判をおこしてまで、数億単位の賠償金を要求しても棄却されるのは当たり前だと思います。
過払い金返還されていれば、充分だと思いますけどね。
それより、借金をまた、作らないよう気をつけてと言いたいです。

時事通信 5月8日

 消費者金融「武富士」(会社更生手続き中)の元利用者ら約150人が利息制限法の上限を超える利息を支払わされたとして、元社長ら3人を相手に総額約2億1000万円の損害賠償を求めた訴訟で、広島地裁(梅本圭一郎裁判長)は8日、原告側の請求を棄却する判決を言い渡した。原告側は控訴する方針。
 原告側弁護団によると、昨年4月までに40都道府県の約2700人が18地裁・支部に同様の訴訟を起こしたが、判決は初めて。
 判決は、武富士の利息請求について「利息制限法に違反する部分があったことは否定できない」と認めた。しかし、原告らが会社に過払い金の返還請求をしていない取引について、「被告らに制限利率に基づいて計算する義務があったとは認められない」と判断した。

2013年5月2日木曜日

司法予備試験、今年の出願は最多1万1255人


弁護士の質の低下にもつながると言われていた、予備試験制度ですが、弁護士過疎問題の観点からみるといい制度だと思います。
これまで、弁護士になりたくても法科大学通うお金がないため、断念されてきた方も多いと思います。
これから、弁護士が増えて過疎しているところで活躍してくれるとうれしいですね。

読売新聞 5月2日

合格すれば法科大学院を経ずに司法試験の受験資格を得られる「予備試験」の今年の出願者数が1万人を超え、過去最多の1万1255人に達したことが法務省のまとめでわかった。

 2011年に同試験が導入されてから2年連続の増加。一方、正規ルートにあたる法科大学院の今年度の入学者数は定員4261人に対し3000人程度と、過去最低を更新する見通しで、法科大学院離れがまた進んだ。

 同省人事課によると、予備試験の出願者数は11年が8971人、昨年は9118人。11年の予備試験組が受けた翌12年の司法試験合格率(68%)は法科大学院修了生(25%)を大幅に上回り、合格者58人中26人が現役大学生だったことから、優秀な学生が法科大学院に通う時間や費用を節約する「近道」として利用しているとの指摘がある。

 12年の予備試験合格者219人(うち現役大学生69人)は今年以降の司法試験に挑む。