大阪弁護士会所属の有志が弁護士のいない離島をめぐる相談会は非常に歓迎されているようです。
無料で行なっているが、今後どんな風に依頼に変わるかは未知数。
こういった直接仕事に結びつかないかもしれないことでも、自分たちでモチベーションを上げつつ活動できるっているのは素晴らしいことですよね。
◆離島の無料法律相談:大阪の弁護士有志、今年も徳之島で /大阪
(2009年8月5日 毎日新聞)
◇「分かりやすい」と好評
弁護士のいない離島を巡り、無料の法律相談を続けている大阪弁護士会所属の弁護士有志が7月上旬、鹿児島県・徳之島にある3町で法律相談や講演を行った。3年目で4回目の活動となる今回は、5月にスタートした裁判員制度に関する説明を初めて実施し、住民から「分かりやすかった」と好評を得た。企画した弁護士は「今後も全国の島を巡りたいが、参加する弁護士を確保するのが悩みの種。意欲的に取り組んでくれる若い弁護士が増えてくれれば」と話している。
◇3年目迎え定着 人数確保が悩み
07年10月にメンバーの1人、得本嘉三さん(81)の故郷である鹿児島県喜界町(喜界島)で無料相談を行ったのが始まり。08年には徳之島と喜界島で開催した。徳之島には徳之島、伊仙、天城の3町があり、この時は伊仙町のみだったが、好評で他町からも要望があったため、今回は3町それぞれで開催することになったという。
得本さんら計9人の弁護士が、7月4~7日に訪問。各町の役場を会場に、「相続と遺言」をテーマにした講演や裁判員制度と法テラス(日本司法支援センター)の説明の後、法律相談を行った。3町で住民計40人が訪れたが、借金や離婚問題の相談が多い都市部と違い、土地や相続についての問題が多かったという。自治会の共有地を巡るトラブルの相談をした天城町の主婦、大田優子さん(68)は「所有権について法律的な解釈が分かって参考になった。もめ事を抱えている住民はたくさんいるが、鹿児島本土などまで行くのは負担で、相談に行けないのが現実。来年もぜひ来てもらいたい」と期待する。
中心メンバーの大川哲次さん(62)は「日本弁護士連合会も弁護士過疎地域の問題に取り組んでいるが、少人数だからこそきめ細かいサービスを提供できる。手弁当だが、島の美しい自然にふれると、癒やされてストレス解消にもなる。若い弁護士にも積極的に参加してほしい」と話している。