2009年12月9日水曜日

立派に独立へ

民事事件、刑事事件、それぞれに特した弁護士というのが都市部では普通でしょうが、過疎地ではそんなこと言ってられませんね。
あれもこれも、全部一人で行うことの大変さはあるでしょうが、やりがいもそれ以上にある気がします。
きっと地域の人からも大事にされるでしょうね。
身近な先生として活躍してほしいです!

初の独立弁護士が登米で開業 「やまびこ」卒業、過疎解消担う(12月8日 河北新報社)

 東北の弁護士偏在の解消と過疎地域への赴任者養成を目的に東北弁護士会連合会が 創設した「やまびこ基金法律事務所」(仙台市)から、初の独立弁護士が誕生した。養成対象第1号だった及川毅弁護士(34)。今秋、宮城県登米市迫町で開 業し、地域の法律相談や刑事弁護などに走り回っている。

 やまびこ事務所は日弁連が1500万円の開設経費を負担するなど、偏在・過疎対策の公設事務所を弁護士会が財政支援する全国初のケースとして2008年4月に開設された。

 及川さんは仙台市出身、東北大文学部卒。公務員を目指す中で法律に興味を持ったという。07年9月に弁護士登録し、同市の先輩弁護士の事務所に勤務していたが、開設と同時に入所した。

 約1年5カ月の養成期間は刑事弁護や一般的な民事事件のほか、新米弁護士には縁遠い労働審判や破産管財業務も経験した。

 指導に当たったやまびこ事務所長の泉山禎治弁護士は「当初は不安が大きかったと思うが、幅広い仕事に意欲的に取り組んだ。独立時は見違えた」と目を細める。

 及川さんが過疎地勤務を志したのは、青森県での司法修習がきっかけ。「当時の青森県は、弁護士1人当たりの人口が全国最多だった。大きなやりがいを持って仕事に励める土地に興味を抱いた」と説明する。

 登米市で開業したのは、宮城県内の地裁支部で登米支部だけが唯一、管内に弁護士が1人しかおらず、民事訴訟で原告、被告の代理人を地元でまかなえないなどの不都合が生じていたためだ。

 事務所は約70平方メートルで、事務員1人の小所帯。「自分の思い通りに運営できるのは楽しいが、売り上げや事務員の待遇など、今まで考えなかったこともしなければならなくなった」と笑う。

 泉山所長は「一つ一つ丁寧に話を聞き、依頼してよかったと感謝される仕事をしてほしい」とエールを送る。

 やまびこ事務所には現在、3人の養成弁護士が在籍。来年1月に第2号の独立弁護士が二戸市に赴任する予定だ。