2009年12月17日木曜日

激動の法曹界を島から見つめて・・・

島から島へ
なかなかできない選択でしょうね。
多くの人は、へき地勤務を○年の辛抱って捉えているのが実際でしょうから。
ただ、島での生活に魅了されてしまった人は島以外では窮屈に感じることがたくさんあるでしょうね。
どちらがいいのか分かりませんが、私は島暮らし結構憧れます。

佐渡の弁護士 次も島を選択(12月17日 asahi.com)

弁護士過疎対策のため東京から佐渡島に赴任した冨田さとこ弁護士(28)が、来年2月末で約3年半の任期を終え、那覇市の「法テラス沖縄」に移る。沖縄行きを選んだのは「佐渡では体験しなかった裁判員裁判に携わるため」という。

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 「この程度の証拠で有罪にしていいんですか」。1年前、新潟市内で開かれた模擬裁判で、裁判員役の一般女性の言葉に胸をつかれた。「有罪 率99・9%という刑事裁判の現状に経験の浅い私でさえ慣れてしまっていた。市民感覚が風穴を開ける」。裁判員裁判にかかわろうとの思いを強くした。

 弁護士ゼロか1人の「ゼロワン」解消のため日本司法支援センターが設立した「法テラス佐渡」に赴任したのが2006年10月。多重債務や離婚、相続関係などの相談が殺到し、今も受け付けから1カ月待ちの状態が続く。

 高齢者の多い島内で福祉関係者との連携を模索した。お年寄りの異変にいち早く気付いて虐待や悪徳商法などの被害に迅速に対応しただけでなく、被害の予防にも取り組んだ。任期終了後は公設弁護士事務所のあり方を研究するため渡米するつもりだった。

 そんな中、裁判員制度がスタート。埼玉、和歌山など各地に赴任した仲間の法テラス弁護士からは、公判前整理手続きで被告に有利な証拠を引き出したケースなど新たな成果や課題について報告が次々に入るようになった。

 「さまざまな問題も指摘される制度だが、大切なのはその使い方だ。弁護士の技量も問われるだろう」。本州からフェリーで2時間半、急速に 過疎化が進む佐渡と、そこから眺めた日本の姿を忘れたくないとも思った。だから沖縄を選んだ。島から、激動する日本の司法を見つめていくつもりだ。