狭い日本には良いかもしれないね~。記事と一緒に、デマンド交通を利用してるおばあちゃんの写真が載ってたけど、嬉しそうに笑ってて…逆にこちらが元気をもらえるって感じだよね~。
お年寄りに優しい国づくりを、国や地方自治体、そして私達が一緒になって作り上げなくちゃいけないと思います!!
◆予約して乗り合い、デマンド交通広がる 10市町が採用(2月18日 asahi.com)
路線バスがない交通過疎地で、利用者の希望時間に応じて乗り合いの小型車を走らせる「デマンド交通」の導入が増え始めた。実証運行の段階を含めると県内では10市町が採用する。高齢者が増える中、マイカーのない「交通弱者」への対応策として注目される。
JR船橋駅から約7キロ北東の船橋市咲が丘・八木が谷地区。どの道も細く、入り組んでいる。
「最寄りのバス停まで歩いて10分以上。通院も買い物もタクシーを使わざるをえなかったので助かる」。長橋時子さん(84)は市が昨年11月に両地区をエリアにして実証運行を始めたデマンドタクシーをほぼ毎日利用していた。
両ひざが悪く、手押し車がないと長い距離は歩けない。リハビリのため通っている整骨院にはこれまで通常のタクシーを呼んでいた。片道だけで800円台だ。
実証運行はタクシー会社に委託し、3台が専従。30分前までに電話予約すれば、自宅など希望地まで迎えに来て、エリア内のスーパーや公共施設まで運ぶ。希望が重なると乗り合いになる。1回の利用料は400円。
運行エリア(人口約1万4千人)の高齢化率は25.5%で市平均より7ポイント近く高い。住民が増え続けている船橋市だが、郊外は高齢化が進む。路線バスの縮小で「交通弱者」を生みかねない地域は少なくない。
だが、実証運行の利用は予測を大きく下回っている。327人が利用登録をしたが、1日の利用者は平均3.8人。市が初年度に目標とした数の10分の1、採算ベースの50分の1にすぎない。
理由の一つとみられるのは送迎地点の制限だ。エリア内に総合病院はない。実証運行の運転手、豊田晋也さん(29)は「バス停まで歩けないくらい体が弱った人は必ず病院にかかっている。近隣の病院を行き先に認めれば利用は増える」と話す。
市は実証運行を1月でいったん打ち切り、新年度以降に改めて再開する予定だ。総合交通計画課の富松知一課長は「再開が決まれば、周知を徹底するとともに、料金見直し、エリア拡大を行い、利便性を向上させたい」と話す。
県内で最も古くからデマンド交通を採り入れている酒々井町。2004年から町内全域を対象に4台のマイクロバス(10人乗り)を走らせている。同町も路線バスの廃止が相次ぎ、事実上、町内には2路線しかない。
料金は1回300円。エリア内ならどこでも送迎するのは船橋市と同じ。違うのは町内には小規模病院しかないため、町外の総合病院も対象にしていることだ。年間約1万5千件の利用者の半数は通院が目的で、うち3分の2はこの2病院。タクシーなら3千~4千円かかる。
他にも経費節減を図るためスクールバスと兼務している。経費は年間約3100万円で、利用料でまかなえるのは700万円前後。残りは町からの委託費で埋め合わせているが、スクールバスと兼ねることで約800万円を軽減できたという。
運行を委託されている町社会福祉協議会は「うちは町内ならどこでも中心部から車で15分程度で、運行が組みやすいなど地域的に有利な面がある。地域ごとに要望を把握し、それに合わせた運行を考える必要がある」と話す。(重政紀元)
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〈デマンド交通〉 デマンドは「要求、要請」の意味。利用者が電話などで乗車を予約し、乗り場や行き先はエリア内なら希望できる。利用者がいなければ走る必要がなく、小型車で済むことから、経費削減やバスが走れない狭い道でも運行ができる。タクシーのような希望時間の乗車が必ずしも可能ではなく、乗り合いとなるため、すぐに目的地までいけないこともある。全国デマンド交通システム導入機関連絡協議会によると、導入した自治体は37(実証実験は除く)。
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■県内でデマンド交通を採用している自治体
【通常運行】いすみ市、酒々井町、芝山町
【実証運行】船橋市、山武市、南房総市、大網白里町、一宮町、袖ケ浦市、佐倉市