2011年2月25日金曜日

過疎化の現状を考えなくちゃいけないのに!

ネットや新聞で深刻化してる過疎問題について知る機会はたくさんあるのに
『ふ~ん』とか、『田舎の人たちは大変だなぁ~』としか思うことが出来ない自分がいる…。
あたしは生活場所に恵まれてるから?!
若いから?!
自分が幸せだからかなぁ?!



◆研究の現場から:「過疎化の現状、考えて」 /四国(2月23日毎日新聞)

◇高知大総合教育センター・玉里恵美子准教授

 「多様な日本の農村の姿から過疎化を考えたい」。高知大総合教育センター(高知市曙町2)の玉里恵美子准教授(45)=社会学=は平野部と山間部の農村を調査している。

 玉里准教授は約20年前、平野部の農村である滋賀県旧五個荘町(現東近江市)に現地調査に入った。そこでは多くの人たちが兼業農家として働き、次世代へ伝統、慣習が受け継がれ、相互扶助の上で成り立っていた。しかし、高知県大豊町の山間農村を訪れた際、一つの集落に数世帯しか住んでいない過疎化の現実にも衝撃を受けた。「どのようにして村の組織を維持しているのか」

 二つの異なる社会構造を持つ農村を分析し、過疎化の解決につなげようと、大豊町(85集落)や旧五個荘町(27集落)を対象にアンケートによる意識調査を実施。老後の介護や、結婚意識など生活習慣などについて尋ね、これらを比較分析した。

 その結果、住民の抱える悩みについて、旧五個荘町では「新しい住民との人間関係」などだったのに対し、山間部では「周りの集落でも過疎化が進み、統合せざるを得ない」や「介護を受けたくないが子供も村に戻って来ず、将来が不安」といった村や家族の存続を心配する声が集中した。

 「隣を助ける以前に自分のことだけで精いっぱい」という山間部の状況に玉里准教授は、「伝統や慣習を継承したくてもできない。相互扶助の機能は停止している状態」と指摘。研究者の立場から「過疎化は残された高齢者だけの問題ではない。集落を去っていた次世代の若者たちも一緒に考えていかなければならない」と訴える。【黄在龍】