わたしは、家族の負担を考えるならば・・・やっぱり病院で静かに天国へ行くのが理想です。
ビックリしたことに、高齢者の中には家族の為に病院でって考えてる人が多いんですね?!高齢になればなるほど、自分の生活した家に帰って最期を迎えたいって人の方が多いとばかり思ってました!!
これも、時代が変わった証拠でしょうか?!
◆家族を看取るなら自宅より病院…過疎背景?奥能登で調査(12月15日 asahi.com)
家族を看取(みと)る場所は、自宅より病院――。石川県の奥能登地方で、終末期療養についてそんな考えを持つ住民が増えていることが石川県立看護大学の浅見洋教授(生命倫理学)らの調査でわかった。厚生労働省は「在宅死を4割に」の目標を掲げているが、人口減と高齢化が同時進行する過疎地ではそれを支える地域社会が崩れつつある現状が透けてみえる。浅見教授らは、来年3月の日本在宅ケア学会で報告する予定だ。
調査は2007年に続き2回目。奥能登地方(同県珠洲市と能登町)の40~70代の住民から無作為抽出した計2400人に質問用紙を郵送し、1073人から有効回答を得た。
死期が迫る家族を看取りたい場所では、病院を挙げる人が40.2%、自宅が36.1%、老人ホームなどの施設は6.8%。07年の調査では自宅を挙げる人が最も多かったが、今回は逆転した。一方、自分に死期が迫った時に療養したい場所では自宅が42.0%と最も多く、病院(30.1%)、施設(8.2%)と続く。ただ、自宅の割合は前回比で6.1ポイント減り、病院は3.7ポイント増えた。
また「理想的な死」についての質問(複数回答)では、「闘病のない死(75.6%)」「迷惑をかけない死(73.3%)」の割合が前回に引き続き高く、「家族や親しい人に囲まれた死(22.8%)」や「長生き後の死(12.6%)」を望む人の割合は前回より3ポイント以上減った。
「背景には急速な人口減少と少子高齢化、それに伴う家族の縮小がある」と浅見教授は指摘する。報告書によると、09年の高齢化率は珠洲市が41.3%、能登町が39.5%で、いずれも03年より5ポイント以上増と高齢化が加速。一方で人口は約5千人減と、人口流出が続く。その結果、07年から10年にかけて1~2人、または3~5人暮らしの世帯が増加し、5人以上の世帯は減少した。70歳以上に限ると、1~2人の世帯の割合が63.7%と前回(43.6%)より20.1ポイントも増えた。
浅見教授は「厚労省は在宅死を増やしたいというが、過疎地では家族の高齢化や核家族化で、家での看取りが不可能になりつつある」と分析。親しい人に囲まれた死を望む人が少ないことも、家族への介護負担を考えた患者側の「思いやり」と言えるといい、「崩れつつある家族や地域社会をどう再構築するか、またそのような地域にどんな終末期医療を提供すればいいかを、住民のニーズを踏まえながら考える必要がある」としている。(井手さゆり)